僕の大好きなハンターペンスがジャイアンツに帰ってきた。

ジャイアンツと言っても東京じゃなくてサンフランシスコ・ジャイアンツだ。実は野球が盛り上がれば一番嬉しいので特に贔屓にしている球団はないのだけれど、一応日本ではオリックス、メジャーではサンフランシスコ・ジャイアンツという事にしている。

ハンターペンスと言っても一部のメジャー好きならご存知だと思うが、一般の野球ファンにはあまり知られていないかもしれない。選手としては殿堂入りするほどではないが、メジャー通算14年、200本以上のホームランと通算打率2.80ほどの成績を残している結構いい外野手だ。そして、足も早く肩も強いので捕殺も多い。スタッツだけで言えば歳も同じの西武の栗山巧に近い。しかし、彼を語る際そんなスタッツなど取るに足らない瑣末な事だ。彼の巨大な体とその個性的な動き、性格、スタイルがファンに愛されているのだ。年俸20億近くもらっていながら、AT&Tパークまでしょぼいスクーターで通い、そのスクーターが盗まれた時に返して欲しいと新聞に広告を出したというエピソードは彼の人柄をよく表している。そんな彼の奇妙なありえない身のこなしから生まれるスーパープレーにファンはクギ付けになる。クセがすごいのよ。

イチローやジーター、他競技ならマイケル・ジョーダン、その所作のひとつひとつが美しいアスリートがいる一方で、このような個性的な動きでハイパフォーマンスを発揮するアスリートもいる。確かに合理的な理に叶った正しいフォームというのは存在するように思えるし、その打ち方じゃ絶対打てないと思うオリックスの選手も多い。実際に打てない。

そんな時、ハンターペンスのような選手を見ると、まず第一に個人の能力を最大限に発揮する動きというのを見つけるというのが選手育成の第一なのかもしれないと感じる。プロ野球の2軍戦やキャンプを見ていると、身体能力が高くポテンシャルが高そうな選手が山田哲人や坂本勇人の打ち方を真似したりしている。そういう選手が僕の予想を裏切り1軍で活躍した事は今まで一度もない。いい選手の真似をするのはいい事だと思う。しかし、おそらくそういう過程は中学生くらいまでて終えて、自分の体が出来上がってくると共に自分の体にフィットした動きを見つけていかなければいけないのだろう。1打席ごとに微妙にフォームを変えるのは当然で、プロ野球選手には日々の体調に合わせてフォームを作る能力も長いシーズンを長年こなすには必要なのかもしれない。高校時代有名な選手で甲子園のビデオをプロになっても見ているという話をたまに聞くけれど、そういう選手も1軍でバリバリの成績を残す事は殆どない。ハンターペンスは16で野球を始めたそうだが、それまではバスケやアメフトをしていたらしい。日本ではあまりないけれど、他のスポーツを通じて自分の体にフィットする動きを見つけるのも一つの有効な手段のようにも思える。

ハンターペンスがサンフランシスコに帰ってきた。

今時のセイバーメトリクスやスタットキャストの分析なんてどこ吹く風で、彼にできる最大限のプレーをフィールドで表現してくれている姿はなんとも人間的で美しい。だからファンは彼の事が大好きなのだ。

しかし、今年のサンフランシスコは弱い、、、オリックス、、、

 

読んでくれてありがとう。

僕はこう思う。

Taiyo Haze

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