なんか今年のブラックフライデーは大人しめ? 特に真新しいものを買わなかったのですが今年の総括的に2021 Free or Bargain Plugin Best5 やってこうと思います。上半期でもやりましたが通年通してみての使用の感想も行えればと思います。
とはいえ今年導入してトラックの定番になったプラグインもありますのでまだまだ探したりてないのでしょうねw
それでは早速カウントダウン方式で参ります。
Here We Go!!!
5位 Fresh Air / Slate Digital(Free)
上半期で2位だったものが5位にランクイン。
とりあえず説明は前回からの引用です👇
Slate Digital のFresh Airです。Slate Digitalなんで安定のクオリティーです。フリープラグインにありがちな安っぽいデジタルのジャギー感もないですね。
これもエンハンス系、僕的にはスナック系(上記参考)です。DIABOLOに比べて多くの楽器で使えるエンハンサーです。特に中高域〜高域用って感じですね。ミックスの中で埋まったボーカルやギターなんかを聞かせる為に挿す事が多いですね。生系の音を作り込む時はあまり使いません。やっぱり生系って高域がなくなるのが当然で、変にデジタルでいじると一瞬の聞き応えはありますが何度も聞きたいという音にはなりにくいですね。この帯域をデジタルでいじるときは細心の注意を払います。
あと重宝するのはシンセとか明らかな打ち込みの場合ですね。 もともとデジタルエフェクトバリバリの音ですから加工し倒します。押して押して押しまくります。プラグインオフにすると全く違う音が出てきたりするぐらいです。そんなせっかく作ったシンセが埋もれた時はとりあえずこれを挿してみます。すでにEQやコンプは挿しまくってる事多いのでこれ以上トラックをカオスにはしたくないですからw
デモやなんかでサクッと行きたい時もやっぱりこれを使います。
スナック系エンハンサーではこれがオススメですかね。
一年使ってみての感想
これは僕の製作のクセでもあるのですが、基本バキバキのリッチな周波数で録ってそこからいらない部分を削っていくという方針なので活躍する場面はあまり多くありませんでした。アナログ録音とプラグインシンセ混ぜるなら効きが良くて重宝するプラグインです。
4位 Diablo Lite / Cymatics(Free)
上半期で3位だったものが4位にランクインです。上半期2位のFresh Airを抜いてどうどうの4位です。
とりあえず説明は前回からの引用です👇
サンプルパックのメーカーが出しているドラムエンハンサーのプラグインです。エンハンサーというとわかるようなわからないプラグインなのですが、要はEQやらコンプやらで目立つようにしてくれるエフェクターです。これは特にドラムに特化したプラグインで正直この手のプラグインは癖づいたり、特に低音感が変になる事が多いので好きではなかったのですがこれはサクッと自然にドラムの美味しい感じが作れます。自分でEQとコンプを挿して別個に調整していたのがこれ一つでサクッといけるので非常に時短になります。作り込む楽曲の時は使いませんが、デモや練習用音源を作るときにはとても重宝します。
今回はサクッと系多いですね。僕的にはスナックエフェクターと呼んでます(カリッとサクサク美味しいスナックという事で)。アマチュアユーザーが市場のマジョリティーって事でしょう。時代の流れか。
一年使ってみての感想
やはりサクッと使う用途には使用してます。また下世話で品のない強烈なドラムの音が欲しい時は、作り込むよりこういうのでサクッといったほうが意外とうまくいきます。どうしてもドラム音源では足りなくなる周波数ですから重宝します。これからもちょこちょこ使うと思います。
https://cymatics.fm/pages/diablo-lite
3位 MONSTER BASS/ MonsterDAW(Free)
3位はMONSTER BASS/ MonsterDAWです。フリーのシンセベース音源としては有名なプラグインかもしれません。
80年代風のシンセベースを探していた時に見つけました。細かい設定はできませんがこの手の音源は”いわゆるあれ”、ってやつが欲しいわけでMonster Bassにはそういう音源が数個入っています。まさに探してたやつです。この手の雰囲気が欲しい時はプラグインシンセの膨大なBassライブラリーから探すより圧倒的な時短になります。
他にもいくらかシンセベース音源は使ったのですが圧倒的にこれが使いやすいです。
制作のお供に是非。
確かこれを使って作ったFree用音源👇
配布HP
https://monsterdaw.com/monster-bass-a-complete-bass-rompler-for-your-low-frequency-needs/
2位 Chorus JUN-6 / Arturia(Free!)

2位はArturia「Chorus JUN-6」!!
上半期の一位でも紹介したプラグインが堂々の2位です。正直上半期で今年の一位はこれかと思っていました。ハードウェアシンセでも有名なArturiaンらしくアナログライクな音が美しいコーラスエフェクターです。今年前半から使い始め今だにChorus系ではファーストチョイスですね。
とりあえず説明は前回からの引用です👇
ROLANDのJuno-6のモデリングシンセからコーラスだけを抜き取って使えるようにしたエフェクターだけあって、皆が想像するこれぞコーラスという音が直ちに手に入ります。意外とプラグインでギタリストが思うこれぞコーラス、というものが見つからず、結局ハードウェアのBOSS CE-300とか持ち出してコーラスをかけるという事をしていました。ストンプ系のプラグインもいろいろ試しましたがなんか嘘くさくていい音がなく、ずっとプラグインでいいコーラスが欲しい、と思っていたのですがついに決定版が来た! という感じです。
バカチョンのスナック系プラグインかと思いきや十二分に音を作りこめます。まぁ、コーラスなんてそんなに弄るパラメータがないと言えばそれまでなんですが。
80年代の往年のコーラスサウンドから、エグめのコーラス、ギターだけでなくボーカルにうっすらかけて揺らしてもいい感じに仕上がります。
とりあえずギタリストには決定版のプラグインエフェクトです。ただ、残念ながら今は有料です(結構致しますね、、)。地道にバーゲンか無料期間を狙ってみてください。
https://www.arturia.com/products/software-effects/modulations-bundle/chorusjun-6
一年使ってみての感想
一年使ってみてやはり使いやすさ、クオリティーは他に並ぶものはないですね。他のコーラスにも浮気を試みたのですが未遂に終わりました。来年もレギュラーにラインナップされるのは間違い無いでしょう。
1位 Analog Lab V / Arturia(Free!)
今年の一位は見事Analog Lab V / Arturia に輝きました。8888👏
なんと今年はArturiaのワンツーフィニッシュでした。別に僕はArturiaの回し者でもなければファンでもないですよw
やはりこれもアナログシンセメーカーのノウハウがつまった高品質、これこれ、っていう美味しい音源が詰まっています。収録されているのはオルガン、ピアノ、シンセなのですがどれもかなりハイクオリティー。いじれるパラメーターは少ないですが十分使える音源です。必要であれば外部のエフェクターなどをかませばかなりサウンドメイクの幅は広がります。無料にしては美味しすぎるサウンドクオリティーです。
サウンドの傾向的としてはアナログらしい中域の帯域を意識したジューシーさが際立つ音源です。現代の低音から超高音域までバキバキにリッチなシンセともその点で棲み分けがしやすくクラシックなロックからEDMまで活躍する場はあるのではないかと思います。
気に入ったので有料版へのアップグレードも考えちゃいますねw (うまく戦略にはまったw)
弄っている時に作った曲です。どこに使ってるかなんて恥ずかしいから聞かないでねw
僕が無料でもらったところが終わってたので下記参考にしてみてください。
https://sawayakatrip.com/post-6148646645
他にはLo-Fi系のリズム音源とか結構つかったのですがLo-Fi系はどれでもだいたい使えるので決め手がなくランクインしませんでした。個人的に立体音響、マルチチャンネル系のプラグインの進化が見られなかったのが残念です。逆にラウドネス系のプラグインが増えましたね。やっぱりYouTubeにしろTverはじめオンデマンドの配信にしろ番組、CM毎のレベル差が結構気になるから需要も多いのでしょう。ラウドネスはもうNugen、Wavesだけのものじゃなくなってしまいましたw
ということで今年もFree最高✌
読んでくれてありがとう。
僕はこう思う。
Taiyo Haze